SUPER EIGHTの音楽性とは?ジャンル・歌声・楽曲の特徴を徹底解説

出典:USENの

SUPER EIGHTの音楽性とは?ジャンル・歌声・楽曲の特徴を徹底解説

SUPER EIGHTは、ポップスやロックを軸に、歌謡曲、応援歌、コミカルな楽曲など幅広い音楽を届けてきたグループです。2004年に関ジャニ∞として「浪花いろは節」でデビューし、2024年に現在のグループ名へ改名。明るくにぎやかな楽曲だけでなく、メンバー自身によるバンド演奏も長年の活動を通じて重要なスタイルとなりました。横山裕、村上信五、丸山隆平、安田章大、大倉忠義の異なる声や楽器を生かし、外部クリエイターからの楽曲提供やメンバー自身による制作にも取り組んでいます。ここでは代表曲やアルバム、ライブでの演奏などを通じて、SUPER EIGHTの音楽性をさまざまな角度から詳しく解説します。

SUPER EIGHTはどんな音楽を届けるアーティスト?

SUPER EIGHTの音楽を初めて聴く人にとって特徴的なのは、一つのジャンルだけではグループ全体を説明できないことです。デビュー曲「浪花いろは節」は演歌とポップスを組み合わせ、関西というグループの背景を前面に出した作品でした。その後も「好きやねん、大阪。」「ズッコケ男道」「無責任ヒーロー」など、明るさやユーモアを生かした楽曲を発表しています。この流れだけを見ると、にぎやかな曲を得意とするグループという印象を持つかもしれませんが、SUPER EIGHTにはもう一つ重要な柱としてバンドがあります。

「LIFE~目の前の向こうへ~」をはじめ、メンバー自身が楽器を演奏するロックナンバーも継続的に披露してきました。現在の5人では横山裕がトランペットやパーカッション、村上信五がキーボード、丸山隆平がベース、安田章大がギター、大倉忠義がドラムなどを担当し、ライブでは楽器を持ったバンドスタイルと、マイクを持って歌やダンスを見せるスタイルを使い分けています。すべての曲を同じ編成で演奏するのではなく、作品に合わせて表現方法そのものを変更できる点が特徴です。

楽曲のテーマも幅広く、「オモイダマ」のような応援歌、「NOROSHI」のようにロック色を強く出した作品、「友よ」のように人生や仲間をテーマにした作品などがあります。さらに2024年のアルバム「SUPER EIGHT」には、つんく♂、岡村靖幸、山内総一郎、片岡健太、asmiら多様なクリエイターが参加し、改名後のグループをさまざまな音楽から描きました。SUPER EIGHTは特定のサウンドを守ることだけを目指すのではなく、ポップス、バンド、コミカルな表現まで受け入れながら、5人が演奏し歌うことで自分たちの作品にしていくグループと捉えると、その音楽性を理解しやすくなります。

SUPER EIGHTの音楽ジャンルとサウンドの特徴

SUPER EIGHTの音楽はJ-POPを基本にしながら、ロック、歌謡曲、演歌、ファンク、ダンスミュージックなどさまざまな要素を取り入れています。その幅広さを象徴するのがデビュー曲「浪花いろは節」です。ポップグループのデビュー曲でありながら演歌的な要素を取り入れ、関西らしい世界観と組み合わせました。「好きやねん、大阪。」などにも歌謡曲的な親しみやすさがあり、初期にはグループの出身地と結び付いた音作りが大きな特徴となっていました。

一方、「ズッコケ男道」「無責任ヒーロー」では、勢いのあるバンドサウンドと覚えやすいメロディーを組み合わせています。明るい曲調と複数人のボーカルを生かし、ライブで観客と一緒に盛り上がれる構成になっていることも特徴です。そこから「LIFE~目の前の向こうへ~」「宇宙に行ったライオン」「象」「NOROSHI」などではギター、ベース、ドラム、キーボードを生かしたロックサウンドが存在感を増しました。メンバー自身が楽器を演奏できるため、録音作品として聴く場合とライブでバンド演奏を見る場合で異なる楽しみ方が生まれます。

また、SUPER EIGHTは外部クリエイターの個性を積極的に取り込んできました。例えば「前向きスクリーム!」ではファンクを思わせるリズム感のあるサウンド、「罪と夏」では夏らしい勢いを持つポップロックなど、シングルだけでも曲調は大きく変化します。2024年のアルバム「SUPER EIGHT」でも、つんく♂による「オオカミと彗星」ではなく、同アルバムのために提供された「ハリケーンベイベ」など、多彩な作家による楽曲が並びました。特定のジャンルに統一するのではなく、さまざまな音楽を5人の声と演奏へ落とし込むことがSUPER EIGHTのサウンドの特徴です。

SUPER EIGHTの歌声・歌唱スタイルの特徴

現在のSUPER EIGHTは5人全員がボーカルに参加し、それぞれ異なる声質を組み合わせています。メインボーカルを一人に固定して全曲を構成するのではなく、曲ごとにソロパート、ユニゾン、掛け合いなどを使い分けることが特徴です。過去にはメンバー構成の変化も経験しているため、以前の楽曲を現在の5人で披露する際には歌割りを組み直し、現在の声のバランスに合わせた形で歌い継いでいます。長く聴かれてきた曲であっても、現在のライブでは5人ならではの響きで楽しめます。

横山裕は低い音域を含む声を生かし、ユニゾンやコーラスでは他のメンバーとは異なる質感を加えます。村上信五は言葉をはっきり届ける歌唱や勢いのある表現が楽曲のアクセントになり、明るいナンバーとの相性も特徴的です。丸山隆平は柔らかさのある歌声から力強い歌唱まで曲によって表情を変え、ベースを演奏しながら歌う場面もあります。安田章大は高音域を含めた幅のある歌唱を担い、自身が制作に関わる楽曲でも声と曲の世界観を結び付けています。大倉忠義は落ち着いた低音を生かし、5人のボーカルに厚みを加える役割を担います。

SUPER EIGHTでは、技術的に同じ歌い方へそろえるより、それぞれの声の違いを残したアンサンブルが重要です。「ズッコケ男道」のような曲では掛け声や複数人の歌唱がにぎやかさを生み、「オモイダマ」では個々の声から全員の歌唱へ広がることでメッセージを強めています。また、バンド曲では楽器を演奏しながら歌うため、ダンス曲とは身体の使い方も変わります。5人それぞれの声、ソロ、ユニゾン、コーラス、楽器演奏を曲に応じて組み合わせられることが、SUPER EIGHTの歌唱スタイルを特徴づけています。

SUPER EIGHTの歌詞に見られる特徴や世界観

SUPER EIGHTの歌詞には、活動時期や作品によって異なるテーマがあります。初期の特徴として分かりやすいのが、関西や大阪を前面に出した世界観です。「浪花いろは節」「大阪レイニーブルース」「好きやねん、大阪。」などでは、地名や関西らしい言葉、親しみやすい表現を取り入れ、グループがどこから活動を始めたのかを楽曲そのものに反映していました。全国的に活動するようになった後も関西色を完全になくすことはなく、SUPER EIGHTの背景を示す要素として残っています。

もう一つ目立つのが、失敗や迷いを抱えながら前へ進む人物を描いた楽曲です。「ズッコケ男道」や「無責任ヒーロー」はタイトルからも分かるように、完璧な人物像を描くのではなく、少し不器用でも前向きに進む姿を明るく表現しています。一方、「LIFE~目の前の向こうへ~」では目の前の状況と向き合いながら先へ進むことを力強いバンドサウンドで伝え、「オモイダマ」では夢や努力を応援するメッセージを届けています。「友よ」では年齢や経験を重ねたからこそ表現できる友情や人生への視線が作品の中心になっています。

このように、SUPER EIGHTの歌詞は常に同じ人物像を描いているわけではありません。笑いを含んだ日常的な言葉を使う作品もあれば、人生や仲間、挑戦を真正面から扱う作品もあります。グループ自身が20年以上にわたって活動し、メンバー構成の変化や改名などを経験したことで、同じ「前向き」というテーマでも初期と近年では響き方が異なります。コミカルな曲では言葉そのものの面白さを生かし、メッセージ曲では5人の歌声を重ねて届けるなど、歌詞の内容とパフォーマンスを結び付けていることもSUPER EIGHTの楽曲世界を理解するポイントです。

SUPER EIGHTの楽曲制作やサウンドを支える人物

SUPER EIGHTの作品は、多彩な作詞家、作曲家、バンド、シンガーソングライターとの共同作業によって作られてきました。長い活動の中で特定の一人だけをメインプロデューサーとして固定するのではなく、作品ごとに異なるクリエイターを迎えていることが特徴です。そのため、提供者の個性が感じられる曲でありながら、5人の歌声や演奏によってSUPER EIGHTの作品として成立するという構造が生まれています。

代表的な例では、「ズッコケ男道」を上中丈弥が作詞、「無責任ヒーロー」を上中丈弥が作詞、馬飼野康二が作曲しています。「LIFE~目の前の向こうへ~」では金丸佳史が作詞、金丸佳史と大西省吾が作曲を担当しました。また、UNICORN、怒髪天、スキマスイッチ、岡崎体育、WANIMA、東京スカパラダイスオーケストラ、ニセ明など、さまざまなアーティストやクリエイターとの仕事も行ってきました。提供者ごとに異なるロック、ポップ、ファンクなどの要素が加わることで、SUPER EIGHTの作品群に幅が生まれています。

メンバー自身が制作へ参加する作品も重要です。安田章大は作詞・作曲を手掛ける機会があり、メンバーが自分たちの作品へ直接アイデアを反映する流れも続いています。2024年のアルバム「SUPER EIGHT」では、つんく♂が「ハリケーンベイベ」、岡村靖幸が「Baby Baby」、山内総一郎が「音楽が聴こえている」、片岡健太が「Eighdays」、asmiが「なんだかThat's 青春!」を提供するなど、世代や音楽性の異なる作家が集まりました。さらに2026年にもORANGE RANGEによる提供曲「Do it!!!!!」を発表しています。外部クリエイターの音楽性を積極的に受け入れつつ、メンバー自身の制作と演奏を組み合わせることが、SUPER EIGHTのサウンドを長期的に変化させる力になっています。

SUPER EIGHTの代表的な楽曲から見る音楽性

SUPER EIGHTの音楽性は、代表曲をいくつか並べて聴くとその幅が分かりやすくなります。デビュー曲「浪花いろは節」は、演歌・歌謡曲的な要素とポップグループの表現を組み合わせた作品です。関西という出発点を音楽へ直接取り入れており、初期のグループ像を理解するうえで欠かせません。「ズッコケ男道」では雰囲気が大きく変わり、勢いのあるバンドサウンドと親しみやすいメロディー、複数人の歌唱によってSUPER EIGHTの明るい一面を表現しています。

「無責任ヒーロー」もにぎやかな方向性を代表する曲ですが、そこから「LIFE~目の前の向こうへ~」を聴くと、グループの別の側面が見えてきます。力強いロックサウンドと前へ進むメッセージを組み合わせ、バンドとして演奏するSUPER EIGHTの魅力が分かりやすい作品です。「オモイダマ」は2014ABC夏の高校野球応援ソングとして制作され、夢へ向かう人を後押しする内容と、メンバーの声を重ねる構成が楽曲のスケールを広げています。「NOROSHI」ではロック色の強い演奏によって、初期のコミカルなイメージとは異なる力強さを打ち出しました。

2019年の「友よ」は、長い活動を重ねたメンバーだからこそ表現できる人生や友情を感じさせる楽曲です。そして改名後の2024年にはアルバム「SUPER EIGHT」を発表し、「Eighdays」など新しいグループ名での歩みを示す作品が生まれました。2026年の「ダンダーラ」や「再咲」など現在の作品まで含めると、SUPER EIGHTが一つの成功した曲調だけを繰り返していないことが分かります。関西色の強いデビュー曲からポップ、応援歌、ロック、バンドナンバーへと表現を広げてきたこと自体が、SUPER EIGHTの音楽性を示しています。

SUPER EIGHTのライブ・パフォーマンスで感じられる魅力

SUPER EIGHTの音楽性を理解するには、音源だけでなくライブでの表現にも注目する必要があります。大きな特徴は、一つの公演の中で歌やダンスを見せるグループと、メンバー自身が演奏するバンドという二つのスタイルを行き来できることです。現在の5人はそれぞれ楽器を担当し、バンドパートでは丸山隆平のベース、安田章大のギター、大倉忠義のドラム、村上信五のキーボードなどを中心に演奏。横山裕もトランペットやパーカッションなどで加わり、曲に応じた編成を作ります。

一方、「ズッコケ男道」や「無責任ヒーロー」などでは、5人が前方へ出て観客との掛け合いや動きを含めたパフォーマンスを展開できます。バンド曲だけに統一しないことで、ロックライブのような時間からエンターテインメント性の高いステージまで一つの公演に共存させられます。また、SUPER EIGHTのライブではMCも長年重要な要素となっており、演奏時の緊張感とメンバー同士の会話との落差もステージ全体のリズムを作っています。

音楽番組「EIGHT-JAM」と連動する「EIGHT-JAM FES」では、SUPER EIGHT単独のライブとは異なり、さまざまなアーティストとの共演やセッションを実施しています。長年音楽番組を通じてミュージシャンと交流してきた経験を、実際のステージへ発展させたイベントです。2025年には日本武道館で「超八 in 日本武道館」を開催し、バンド楽曲を中心とした構成でSUPER EIGHTの演奏面を打ち出しました。ダンス、歌唱、バンド、コラボレーション、MCまでを同じグループが扱えるため、楽曲によってライブの雰囲気を大きく変えられることがSUPER EIGHTのパフォーマンスの魅力です。

SUPER EIGHTの音楽性はどのように変化してきた?

SUPER EIGHTの音楽性は、2004年のデビューから現在まで段階的に広がってきました。関ジャニ∞時代の初期は、「浪花いろは節」「大阪レイニーブルース」「好きやねん、大阪。」など、関西という背景を分かりやすく打ち出した作品が目立ちました。続く「ズッコケ男道」「無責任ヒーロー」では、にぎやかなキャラクターと相性のよいポップロックへ表現を拡大。全国規模でライブを行うようになる中で、観客と一緒に盛り上がれる楽曲がレパートリーに増えていきました。

その後、大きな柱となったのがバンドです。「LIFE~目の前の向こうへ~」などを通してメンバー自身による演奏が広く知られるようになり、「宇宙に行ったライオン」「象」「NOROSHI」などライブでバンドの力を発揮できる作品も増加しました。また「関ジャム 完全燃SHOW」が2015年に始まったことで、さまざまなジャンルのプロとセッションする機会も継続的に生まれました。メンバー構成が変わった後も演奏を続け、2019年からの5人体制では既存曲の歌割りや演奏を現在のメンバーに合わせて再構築しています。

2024年のSUPER EIGHTへの改名は、音楽面でも新たな節目になりました。アルバム「SUPER EIGHT」では一つのジャンルへ絞らず、多彩なクリエイターと組むことで20周年時点のグループの幅を表現しています。2025年の日本武道館公演ではバンドとしての側面を改めて強く示し、2026年も「ダンダーラ」「再咲」「Do it!!!!!」など新しい作品を発表しています。デビュー当時の関西色をなくして別のグループになったのではなく、それを原点として残しながらポップス、ロック、バンド、さまざまな作家との共同制作を追加してきたことが、SUPER EIGHTの音楽性の変化と発展を表しています。

まとめ|SUPER EIGHTならではの音楽性に注目して聴いてみよう

SUPER EIGHTの音楽性は、単純にロックやJ-POPという一つのジャンルだけでは説明できません。「浪花いろは節」の演歌・歌謡曲的な表現から始まり、「ズッコケ男道」「無責任ヒーロー」の明るいポップロック、「LIFE~目の前の向こうへ~」「NOROSHI」などのバンドサウンド、「オモイダマ」「友よ」のようにメッセージを届ける作品まで、活動とともに表現を広げてきました。現在の5人は異なる歌声を持ち、ライブでは歌やダンスだけでなく自ら楽器を演奏します。さらにメンバーによる制作と、さまざまな外部クリエイターからの楽曲提供を組み合わせていることも特徴です。2024年にSUPER EIGHTへ改名した後も音楽の幅を広げ、2026年も新曲や音楽イベントを展開しています。年代の異なる作品を続けて聴くことで、関西発のグループがどのようにバンドや多彩なジャンルを取り込み、現在の音楽スタイルへ発展してきたのかをより深く楽しめるでしょう。

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