THE RAMPAGEのデビューまでの道のり|活動開始のきっかけ・転機を解説

出典:HMV&BOOKS online

THE RAMPAGEのデビューまでの道のり|活動開始のきっかけ・転機を解説

THE RAMPAGEは、2014年に複数のオーディションから候補メンバーが集まり、約2年半の準備期間を経て2017年1月25日に「Lightning」でメジャーデビューした16人組ダンス&ボーカルグループです。現在の16人が最初から一つのグループを目指していたわけではなく、それぞれがボーカルやダンスの道を歩み、オーディションをきっかけに合流しました。候補メンバーになった後も武者修行やイベント出演などを重ね、実際の観客と向き合いながらグループを作り上げています。ここでは結成前のメンバーの経験から、オーディション、武者修行、正式メンバー決定、デビュー曲制作、そしてデビュー直後の活動まで、THE RAMPAGE誕生の過程を詳しく解説します。

THE RAMPAGEの活動開始前の経歴

THE RAMPAGEは2014年に結成されたグループですが、その出発点を理解するには、メンバーが集まる以前の活動にも目を向ける必要があります。16人は同じ学校や地域で活動していた仲間ではなく、それぞれ異なる環境で歌やダンスに取り組んでいました。後にボーカルとなるRIKU、川村壱馬、吉野北人はボーカリストを目指してオーディションへ挑戦し、パフォーマーとなるメンバーもダンスのレッスンやステージ経験を積んでいました。つまり、THE RAMPAGEというグループが先に存在してメンバーを集めたというより、それぞれが自分の目標へ向かって活動するなかで、その道が2014年に交わったと考えると分かりやすいでしょう。

メンバーのなかには、THE RAMPAGE結成以前からLDHに関連するステージで経験を積んでいた人物もいます。たとえば藤原樹と長谷川慎は2011年から3年間、GENERATIONSのサポートメンバーとして活動した経歴を持っています。プロとして本格デビューする前の段階からステージに立ち、ダンスパフォーマンスを経験していたことは、その後THE RAMPAGEのパフォーマーになるうえで重要な土台となりました。ほかのメンバーにもダンススクールなどで技術を磨いてきた経歴があり、結成時点ですべてをゼロから学び始めたわけではありません。

ただし、16人全員に共通する一つの「活動開始前の経歴」が存在するわけではない点には注意が必要です。年齢や出身地、ダンスや歌を始めた時期、経験してきた活動はメンバーによって異なります。その異なるバックグラウンドを持つ人材を結び付けたのが、2014年に行われた3つのオーディションでした。それまで個人として積み上げてきた歌唱やダンスの経験が、THE RAMPAGEという新しいグループの中で一つに集約されていったのです。結成前の期間は、後に16人で活動するための個々の準備期間だったと捉えることができます。

THE RAMPAGEが音楽に興味を持ったきっかけ

THE RAMPAGEは16人組であるため、「この出来事をきっかけに全員が音楽に興味を持った」という共通のエピソードはありません。それぞれが異なる環境で音楽やダンスに触れ、自分の得意分野を伸ばしてきました。そのため、グループ全体のデビューまでの道のりを考える場合には、特定の一人のエピソードをTHE RAMPAGE全体のきっかけとして扱うのではなく、歌を目指したメンバー、ダンスを追求したメンバーがそれぞれの道から集まったことを理解することが重要です。

グループの音楽的な方向性を考えるうえでは、HIPHOPやR&Bとの関係が一つのポイントになります。リーダーのLIKIYAはデビュー時のインタビューで、物心がついたころからR&BやHIPHOPが好きだったことを明かしており、Kendrick Lamarのようなアーティストを目標の一つとして挙げています。THE RAMPAGE自体も「RAMPAGE=暴れ回る」というグループ名に合わせ、HIPHOPテイストの力強いパフォーマンスを特徴として活動をスタートしました。メンバーそれぞれのルーツは異なりますが、グループ結成後はHIPHOPを重要な共通言語として表現を作っていくことになります。

一方、THE RAMPAGEでは「音楽=歌」だけではありません。13人のパフォーマーにとってダンスは音楽を身体で表現する重要な手段であり、3人のボーカルと13人のパフォーマーが組み合わさることでグループの作品が完成します。後にボーカルとなる3人は「VOCAL BATTLE AUDITION 4」へ、パフォーマーとなるメンバーは「EXILE PERFORMER BATTLE AUDITION」や「GLOBAL JAPAN CHALLENGE」などへ進みました。個人ごとに異なる音楽やダンスへの関心がオーディションという場で具体的な行動に変わり、それぞれの進路がTHE RAMPAGEの結成へつながっていったのです。

THE RAMPAGEが活動を始めたきっかけ

THE RAMPAGEとしての活動が始まる直接的なきっかけとなったのは、2014年に行われた3つのオーディションです。「VOCAL BATTLE AUDITION 4」「EXILE PERFORMER BATTLE AUDITION」「GLOBAL JAPAN CHALLENGE」から候補メンバーが選ばれ、新しいダンス&ボーカルグループを形作っていきました。たとえばRIKUは「VOCAL BATTLE AUDITION 4」、陣や藤原樹は「EXILE PERFORMER BATTLE AUDITION」、龍や長谷川慎、鈴木昂秀らは「GLOBAL JAPAN CHALLENGE」を経て候補メンバーとなっています。THE RAMPAGEが一般的なバンドのように仲間同士で自然発生的に結成されたのではなく、複数の人材発掘企画が交差して生まれたグループであることが大きな特徴です。

ただし、候補メンバーに選ばれたことはゴールではありませんでした。その後、彼らは「武者修行」と呼ばれる実践的な活動へ進みます。ステージでパフォーマンスするだけではなく、自分たちをまだ知らない人に存在を知ってもらい、目の前の観客へ歌やダンスを届ける経験を積んでいきました。デビュー時のインタビューでは、武者修行の過程でビラ配りや集客のための声掛けを経験したこと、2度目の武者修行では機材準備などイベントを作る側の仕事にも関わったことがメンバーから語られています。華やかなステージだけではなく、一つのライブが成立するまでの過程を経験したことが特徴でした。

オーディションによって「選ばれる」段階から、自分たちの力で観客と向き合う段階へ移ったことは、THE RAMPAGEにとって重要な変化です。メンバー自身も、武者修行を通じて観客の立場からパフォーマンスを考えることや、スタッフや観客への感謝を意識するようになったと振り返っています。この経験によって、個人の歌唱力やダンス力を競うオーディション参加者から、16人でエンターテインメントを届けるアーティストへと意識が変化していきました。THE RAMPAGEの本当の意味での活動開始は、この実践期間にあったといえるでしょう。

THE RAMPAGEのデビュー前の活動

THE RAMPAGEのデビュー前を語るうえで欠かせないのが「武者修行」です。2014年に候補メンバーとなった彼らは、各地で観客を前にパフォーマンスを行いました。最初から完成された16人組としてステージに立っていたのではなく、実際のライブを経験しながら自分たちに足りないものを確認し、グループとしての形を作っていったことに大きな意味があります。2014年9月には新木場STUDIO COASTで武者修行ファイナルが開催され、そこで16人が正式メンバーとなりました。RIKU、陣、龍、藤原樹、長谷川慎、鈴木昂秀などのLDH公式プロフィールにも、この武者修行ファイナルを経て正式メンバーになった経歴が記載されています。

正式メンバー決定後も、すぐにCDを発売したわけではありません。2017年1月のメジャーデビューまで約2年半にわたり、さまざまなイベントやステージで経験を積みました。さらに武者修行も一度だけではなく、その後再び行われています。2度目には少人数のチームに分かれたことで、一人ひとりが担う役割も大きくなりました。吉野北人はデビュー時のインタビューで、ボーカルが一人になるチームでパフォーマンスしたことによって自分の未熟さを感じると同時に、MCなども担当したことで自覚や責任につながったと振り返っています。RIKUも、観客が何を喜ぶのかを考えながら構成や歌い方、踊り方を考えるようになったことを成長として挙げています。

この約2年半は、単なる「デビュー待ち」の期間ではありませんでした。16人という人数で一つのステージを成立させるには、個人の技術だけでなく、チームワークや観客とのコミュニケーションも必要になります。ライブを繰り返すことでそれらを実践的に学び、デビューする時点ですでに観客の前で豊富な経験を持つグループへ成長しました。THE RAMPAGEがデビュー直後から大規模な全国ツアーへ進むことができた背景には、この長いデビュー前活動があったのです。

THE RAMPAGEが経験した大きな転機

デビュー前のTHE RAMPAGEにとって最初の大きな転機は、2014年9月の武者修行ファイナルです。オーディションを通じて集められた「候補メンバー」という立場から、16人がTHE RAMPAGEの正式メンバーになったことで、グループとして進む道が明確になりました。それまでは一人ひとりがオーディション参加者として評価される側でしたが、ここからは16人で一つのグループを作り、自分たちのパフォーマンスを観客へ届けることが活動の中心になります。

もう一つ重要だったのが、武者修行を通じた意識の変化です。陣はデビュー時のインタビューで、初期の武者修行では自分たちが楽しんでパフォーマンスすることに意識が向き、スタッフから自己満足のパフォーマンスになっているのではないかと指摘された経験を振り返っています。それをきっかけに、見ている人へ何を届けるのかを考えるようになったと語りました。RIKUも、観客側の視点から構成や歌い方、踊り方を考えるようになったことを武者修行での成長として挙げています。技術を見せるだけではなく、観客に楽しんでもらうという考え方が強まったことは、その後のライブ活動につながる重要な転機でした。

また、少人数のチームに分かれた武者修行では、一人ひとりの責任がより明確になりました。16人の中では周囲に支えられる場面があっても、人数が少なくなれば自分が担う役割は大きくなります。そこで得た経験を再び16人の活動へ持ち帰ったことによって、グループ全体のチームワークにもつながりました。オーディション合格、正式メンバー決定、武者修行での試行錯誤という複数の転機を経験したことで、THE RAMPAGEは「選ばれた16人」から「自分たちでステージを作る16人」へ変化していったのです。

THE RAMPAGEがデビューにつながったきっかけ

THE RAMPAGEのメジャーデビューは、一つの出来事によって突然決まったものではありません。2014年に候補メンバーが選ばれてから、武者修行、正式メンバー決定、イベント出演、パフォーマンスの向上、楽曲制作という段階を積み重ねた先に実現しました。メンバー自身も2017年のデビュー時に、それまで約2年半にわたってさまざまな活動や困難を経験してきたと振り返っています。デビュー発表を受けた際には喜びだけでなく、メジャーシーンで活動する責任を意識したことも語られており、長い準備期間を経たからこそデビューが新たなスタートとして捉えられていました。

その道のりを象徴する楽曲が「Lightning」です。「Lightning」はデビューが決まった後に急いで用意された楽曲ではありません。レーベルの公式情報によると、THE RAMPAGEが結成された2014年から徐々に制作が進められ、何度もレコーディングを重ねたうえでメジャーデビュー曲に決定しました。3人のボーカルでは川村壱馬、RIKU、吉野北人それぞれの異なる声質を生かし、骨太なHIPHOPサウンドと組み合わせています。結成当初から掲げてきたHIPHOPテイストの力強いグループ像を、デビュー作品として明確に提示できる楽曲だったことが分かります。

つまり、THE RAMPAGEがデビューにつながった最大の要因は、オーディションで選ばれたことだけではなく、その後の約2年半でグループとしての実績と表現を積み上げたことにあります。観客の前で何度もパフォーマンスし、少人数での活動も経験し、楽曲のレコーディングを繰り返す。そのすべてが2017年1月25日の「Lightning」へ集約されました。デビュー曲には、単なる最初のシングルという以上に、2014年から作り続けてきたTHE RAMPAGEの音楽性と成長を示す役割があったのです。

THE RAMPAGEのデビュー当時の活動

THE RAMPAGEは2017年1月25日、1stシングル「Lightning」でメジャーデビューしました。作品には表題曲のほか「ELEVATION」「GO ON THE RAMPAGE」「Get Ready to RAMPAGE」などが収録され、DVD付き商品には「Lightning」のミュージックビデオなども収められました。「Lightning」はSKY BEATZによるHIPHOPビートを基盤に、川村壱馬の力強い声、RIKUのハイトーン、吉野北人の繊細な声という3ボーカルの違いを打ち出した楽曲です。16人という人数を生かしたダンスと組み合わせることで、THE RAMPAGEとはどのようなグループなのかをデビュー時点から分かりやすく示しました。

デビュー後は「Lightning」だけで活動を止めず、同年に「FRONTIERS」「Dirty Disco」「100degrees」とシングルを続けて発表しました。デビュー以前の約2年半で蓄積してきた経験を、今度はメジャーアーティストとして作品とステージへつなげる時期に入ったのです。そして2017年12月には、初の単独全国ホールツアー「THE RAMPAGE LIVE TOUR 2017-2018 “GO ON THE RAMPAGE”」を開始しました。全国47都道府県を巡る全58公演で、合計約12万人を動員するツアーとなっています。デビューから1年に満たない段階で全国規模の単独ツアーへ進めたことは、デビュー前に各地を巡ってライブ経験を重ねていたTHE RAMPAGEならではの展開でした。

武者修行では、自分たちを知らない人への呼び込みや観客との距離が近い環境でのパフォーマンスを経験していました。それがメジャーデビュー後には、チケットを購入して訪れる観客へ長時間の単独ライブを届ける活動へ変化します。デビューはそれまでの経験をリセットする出来事ではなく、武者修行で身につけたライブへの姿勢をより大きな舞台で実践する入口でした。2017年の連続リリースと全国ツアーによって、THE RAMPAGEは「デビューした新人」から継続的に作品とライブを届けるグループへと歩み始めたのです。

THE RAMPAGEのデビューがその後の活動に与えた影響

2017年のメジャーデビューは、THE RAMPAGEにとって約2年半の準備期間のゴールであると同時に、活動規模を大きく広げるスタート地点となりました。デビュー前からライブを重ねていたため、その経験を生かして2017年末には47都道府県を巡るホールツアーを開始。2019年2月からは初のアリーナツアーを開催し、全国13都市28公演で約26万人を動員しました。さらに2021年7月には初の単独東京ドーム公演を2日間開催しています。武者修行、ホール、アリーナ、東京ドームという流れを見ると、デビュー前から培ってきたライブ力を軸に、段階的に会場規模を拡大してきたことが分かります。

作品面でも、デビューによってTHE RAMPAGEの表現は広がっていきました。初期に明確にしたHIPHOPテイストを軸としながら、多様な楽曲を発表し、2023年には「Summer Riot ~熱帯夜~ / Everest」で初のオリコン週間シングルランキング1位を獲得。2024年には初のベストアルバムを発売し、「24karats GOLD GENESIS」でBillboard JAPANの総合ソング・チャート「JAPAN Hot 100」初の1位を記録しました。同年9月には2度目となる単独東京ドーム公演も開催しています。2017年のデビュー曲から始まった作品リリースとライブの積み重ねが、こうした後年の活動へつながりました。

また、メジャーデビュー後にはメンバー個人の活動領域も拡大しています。俳優、舞台、モデル、ラジオなどに進出するメンバーがいるほか、パフォーマー5人によるMA55IVE THE RAMPAGEも独自の音楽活動を展開するようになりました。現在のTHE RAMPAGEを見ると、16人全員で行うグループ活動だけでなく、一人ひとりが異なる分野で経験を積むスタイルが確立されています。その出発点をたどると、オーディションで集まったメンバーが武者修行で自分たちの役割を学び、「Lightning」でメジャーシーンへ踏み出した2017年に行き着きます。デビュー前に身につけた「実際の観客へ届ける」という姿勢が、その後もライブを重要な柱とするTHE RAMPAGEの活動を支えているのです。

まとめ|THE RAMPAGEのデビューまでの歩みを振り返ろう

THE RAMPAGEのデビューまでの道のりは、2014年に行われた複数のオーディションから本格的に始まりました。それぞれ異なる環境で歌やダンスを磨いてきたメンバーが「VOCAL BATTLE AUDITION 4」「EXILE PERFORMER BATTLE AUDITION」「GLOBAL JAPAN CHALLENGE」などを経て候補となり、武者修行で実際の観客と向き合いながらグループとして成長。2014年9月の武者修行ファイナルで16人が正式メンバーとなった後も、すぐにはCDデビューせず、約2年半にわたってライブやイベント、レコーディングなどを経験しました。そして2017年1月25日、結成当初から制作を重ねてきた「Lightning」でメジャーデビュー。デビューした年には複数のシングルを発表し、12月から全国47都道府県を巡る初のホールツアーへ進みました。オーディションで選ばれることだけではなく、その後の武者修行で観客へ届ける意識やチームワークを身につけたことが、THE RAMPAGEのデビュー、そして現在まで続くライブ中心の活動につながっています。

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