INIの経歴まとめ|活動開始から現在までを時系列で徹底解説

出典:Fany Magazine

INIの経歴まとめ|活動開始から現在までを時系列で徹底解説

INI(アイエヌアイ)は、2021年のオーディションを通じて結成された11人組のグローバルボーイズグループです。デビュー後はシングルやアルバムを発表し、アリーナツアーから単独ドーム公演へと活動の場を広げてきました。その経歴には、異なる経験を持つメンバーが一つのチームになる過程や、歌唱、ダンス、制作への挑戦が重なっています。この記事では、結成前の背景からオーディションへの参加、デビュー準備、作品発表、ライブ活動の転機までを時系列で解説します。さらに、2026年9月11日時点で確認できる最新の活動と今後の予定も整理。出来事の前後関係をたどりながら、現在のINIが形づくられた道のりを紹介します。

INIの活動開始前

INIの経歴を理解するには、結成以前にメンバーがそれぞれ異なる場所で歌やダンスに取り組んでいたことが出発点になります。11人は同じ学校や一つのダンスチームで長年活動していた仲間ではなく、オーディションによって集まりました。ダンサーとして仕事をしていた人、海外で練習生生活を送った人、学生として音楽を続けていた人など、活動開始前の立場はさまざまです。木村柾哉は、兄がダンスをしていたことをきっかけに高校のダンス部へ入ったと振り返っています。西洸人はINI始動前からバックダンサーとして活動し、SHINeeのテミンなどのステージを経験していました。田島将吾には韓国で練習生として過ごした時期があり、集団でトレーニングを積む環境に触れています。後に同じグループで踊る3人も、技術を学んだ経緯や現場での経験は一様ではありませんでした。

歌を軸に歩んできたメンバーとしては、髙塚大夢の学生時代の活動が挙げられます。髙塚は高校の軽音楽部でボーカルを担当し、その後、大学ではアカペラに取り組みました。本人は、バンド活動を通じてもっと歌を磨きたいと思ったことが、アカペラへ進む背景にあったと説明しています。バンドの伴奏に合わせて歌う経験と、複数の声を重ねて曲をつくる経験の両方を持っていたことになります。一方、佐野雄大はダンスを習っていない状態から後のオーディションへ参加したと語っています。最初から全員が同程度の舞台経験を持っていたわけではありません。こうした差を知ると、後に練習生同士が教え合い、歌とダンスの両方に取り組む過程を理解しやすくなります。ただし、結成前の個人活動は、まだINI名義の経歴ではありません。各自が別の環境で得た経験を、後のグループ活動へ持ち込んだ段階です。歌唱経験があっても振付と同時に表現する課題があり、ダンス経験があっても自ら歌う役割では新しく学ぶことがあります。INIの出発点は、全員が同じ完成度でそろっていたことではなく、異なる強みと課題を持つ人たちが同じ目標へ進み始めたことにありました。

INIが音楽活動を始めたきっかけ

INIが誕生する直接のきっかけとなったのは、「PRODUCE 101 JAPAN SEASON2」への参加です。ただし、応募を決めた理由はメンバーごとに異なります。西洸人は、もともと音楽を聴くことが好きで、その表現方法として最初に出会ったのがダンスだったと話しています。アーティストの後ろで踊る仕事を重ねるうちに、ダンス以外でも音楽を表現したいという気持ちが強くなりました。特にテミンのステージを経験し、歌とダンスを組み合わせる表現の世界に触れたことを、進路を考えるうえでの出来事として挙げています。バックダンサーとして積んだ経験が、今度は自分自身が歌い手として舞台に立つ挑戦につながった例です。髙塚大夢の場合は、好きな音楽を仕事にしたいという思いがあり、大学の先輩に相談した際にオーディションを勧められたと説明しています。学生として続けてきた歌を、その先の活動へつなげようとした選択でした。

応募後に待っていたのは、個人の得意分野だけでは完結しない選考です。この番組では、視聴者が「国民プロデューサー」として投票し、デビューへ進むメンバーを選びます。歌やダンスの審査に加え、与えられた課題にどう取り組み、チームでどのような舞台をつくるかが、映像を通じて伝えられました。2021年3月にはテーマ曲「Let Me Fly ~その未来へ~」のパフォーマンス映像が公開され、4月8日から本編配信が始まっています。将来のINIメンバーも、この時点では他の参加者とともにデビューを目指す練習生でした。すでにグループが決まっていて、その宣伝として番組へ出演したわけではありません。この仕組みが、その後の活動と応援する人との関係を理解する鍵になります。視聴者は完成した作品だけでなく、練習や課題への対応を見ながら投票し、参加者はその反応を受け止めながら次のステージへ進みました。個々の「音楽を仕事にしたい」「表現の幅を広げたい」という希望が、投票によって選ばれる一つのグループへ結び付いていく過程です。INIにとって音楽活動の開始は、単に所属先が決まる出来事ではなく、それぞれの将来像を集団での活動へ変えていく入口になりました。

INIの結成・活動開始

2021年6月13日、「PRODUCE 101 JAPAN SEASON2」の最終回でデビューメンバー11人が決まり、INIが結成されました。選ばれたのは、池﨑理人、尾崎匠海、木村柾哉、後藤威尊、佐野雄大、許豊凡、髙塚大夢、田島将吾、西洸人、藤牧京介、松田迅です。最終順位では木村が1位となりました。最終回はTBSで生放送され、視聴者が選考の結末を見届ける形でグループが誕生しています。「INI」という名前には、番組で出会った自分たちと応援する人がつながるという考えが込められました。二つの「I」と、ネットワークを意味する「N」を組み合わせた名前です。ここで大きく変わったのは、同じデビュー枠を競う参加者から、今後の作品を一緒につくるメンバーへ立場が移ったことでした。番組中は課題ごとに組む相手が変わっても、結成後はこの11人で活動を積み重ねていくことになります。

結成直後のインタビューでは、木村が、メンバー決定後も撮影や取材が続き、宿舎でひと息つけたのは深夜だったと話しています。結果発表が終点になるのではなく、その直後からグループとして発信する仕事が始まっていたことがわかります。また、当時のメンバーはデビューまでに伸ばしたい点を挙げ、池﨑もダンスの課題に向き合って練習を重ねたいと語っていました。合格したことで学習が終わるのではなく、11人の表現をそろえる新しい課題が生まれたのです。その後、木村がリーダーを務め、LAPONE ENTERTAINMENTのもとで活動体制が整えられていきました。同年9月にはファンネームが「MINI(ミニ)」に決定します。メンバーとファンが一緒に思い出をつくるという意味があり、結成時のグループ名に続いて、応援する人との関係を表す言葉が生まれました。同じ9月にはデビューシングルの発売日と初のファンミーティング開催も発表され、活動予定が具体的になっています。この時期は、まだ大規模な作品群やツアー実績を持つ段階ではありません。名前、メンバー、役割、ファンとの接点を整え、継続的な音楽活動を始めるための土台を築いていた時期と捉えられます。

INIのデビューまでの歩み

結成後のINIが次に取り組んだのは、11人によるデビュー作品を完成させることでした。メンバーは韓国でトレーニングを行い、歌とダンスの準備を重ねています。木村柾哉は後のラジオで、最初のシングルを準備するために約3カ月韓国へ行ったと振り返りました。デビュー当時のインタビューでも、朝から夜まで練習室で過ごし、動画を確認しながら仲間へ助言していた様子が語られています。木村が紹介した方法の一つは、練習前に個人とグループの目標を付箋に書き、達成できたものを終わりに剥がすというものでした。練習時間を重ねるだけでなく、何を改善するかを共有する取り組みです。オーディションではそれぞれの個性を知ってもらうことが重要でしたが、作品制作では曲の展開に合わせて声や動きをつなぐ必要があります。経験者が助言し、教わった側が修正し、再び全員で合わせる過程を経て、個人の技術をグループの表現へ結び付けていきました。

デビューシングル『A』には、「Rocketeer」と「Brighter」という二つのタイトル曲が用意されました。メインの活動曲を投票で決める企画が行われ、2021年9月25日に「Rocketeer」が選ばれたことが発表されています。翌26日には両曲の先行配信が始まり、「Rocketeer」のミュージックビデオも公開されました。11月1日に全曲配信、11月3日にCD発売を迎え、INIは正式にCDデビューします。結成からおよそ5カ月後のことです。「Rocketeer」は勢いのあるラップやダンスを前面に出し、「Brighter」は歌声とメロディーを通じた異なる表情を示しました。二つの曲を入口にすることで、番組を見ていなかった人も音楽からグループを知れるようになったといえます。また、メンバーを選ぶ段階だけでなく、デビュー時の活動曲にも投票を取り入れたことは、ファンが作品の展開に関わる具体的な機会となりました。この時期を境に、INIには練習生時代の課題曲に加えて、自分たちの名義で繰り返し披露していく楽曲が生まれます。オーディションの結果として注目された11人が、音源や映像そのものを届けるアーティストへ進んだ節目が、デビュー作品の発表でした。

INIのデビュー後の活動

デビュー直後の2021年11月13日・14日、INIは神奈川のぴあアリーナMMで初のファンミーティングを開催しました。昼夜の公演に加えて一部公演の配信も行われ、会場とオンラインの両方でファンへ姿を届けています。髙塚大夢は後に、このファンミーティングでMINIに会ったことを、活動初期の印象深い出来事として振り返りました。画面越しに応援を受けてきた時期から、同じ会場でパフォーマンスを届ける段階へ進んだ公演です。同年には「第63回 輝く!日本レコード大賞」で新人賞、「2021 MAMA」でFavorite Asian Artistを受賞しました。翌2022年は継続的なリリースへ移り、4月20日に2枚目のシングル『I』、8月に3枚目のシングル『M』を発表しています。初作品だけで活動が完結せず、次の楽曲と新しいパフォーマンスを提示する流れが始まりました。同年8月にはアメリカで開催された「KCON 2022 LA」にも出演し、日本の単独イベントとは異なる観客の前で歌い踊る機会を得ています。

2022年12月14日には、初のアルバム『Awakening』を発売しました。シングルを重ねてきた段階から、複数の楽曲をまとまった作品として届ける段階への移行です。同月には初のアリーナツアー「BREAK THE CODE」が始まり、2023年1月の日本武道館での追加公演へつながりました。映像作品として収録された有明アリーナ公演では、『Awakening』の収録曲を中心に、ユニットによるパフォーマンスも披露しています。発表曲が増えたことによって、11人全員のステージに加え、人数や組み合わせを変えた見せ方も公演の中へ組み込めるようになりました。2023年5月24日には「FANFARE」を収めた4枚目のシングル『DROP That』、10月11日には「HANA_花」を収めた5枚目『TAG ME』を発売しています。初ツアーを終えて活動を止めるのではなく、新曲を次のステージへつなぐ循環が続きました。この約2年間は、作品、ファンとの対面、海外イベント、単独ツアーという活動の基本形がそろった時期です。後の大型公演も、こうした楽曲とライブ経験の蓄積の上に位置付けられます。

INIが注目を集めた転機

2023年から2024年にかけて、INIの経歴ではライブ会場の拡大と、メンバー自身による制作参加が重要な節目になります。2023年には2度目のアリーナツアー「READY TO POP!」を展開し、その追加公演として2024年2月24日・25日に京セラドーム大阪で初の単独ドーム公演を開催しました。初のファンミーティング、アリーナツアーを経て、さらに大きな会場で単独公演を行った形です。この流れを見ると、ドーム進出が突然現れた出来事ではなく、数年間にわたる作品発表と公演の延長上にあったことがわかります。同年2月14日には2枚目のアルバム『MATCH UP』も発売されました。タイトル曲「LEGIT」は西洸人が単独で作詞を担当し、本人もタイトル曲の作詞を一人で手掛けるのは初めてだったと説明しています。自分たちの姿を言葉にするだけでなく、韻や歌いやすい響きも意識したという制作でした。ステージの規模が変わる一方で、表現する内容にもメンバー自身の言葉が加わったことが、この時期の特徴です。

2024年6月には、歌唱を異なる形で届ける機会も生まれました。尾崎匠海、木村柾哉、許豊凡、髙塚大夢、藤牧京介の5人が「THE FIRST TAKE」に初出演し、「FANFARE」を特別なアレンジで披露します。続いて7月には「I'm a Dreamer」を歌いました。ダンスを伴う11人のステージで知られる曲を、少人数の声を中心とした編成で聴かせた点に意味があります。髙塚は後のラジオで、原曲と異なるアレンジのためにハーモニーを練習し、歌唱メンバーでラップ部分も担当したことを振り返っています。完成した音源をそのまま再現するだけでなく、出演する場に合わせて曲を組み直す経験になりました。ドーム公演がライブ活動の到達点を示したのに対し、この出演は歌声からINIに触れる入口をつくったと考えられます。どちらか一つだけを転機と決めるより、大きな空間を使う集団表現と、声に集中する少人数の表現を同じ年に示したことが重要です。規模と表現方法の両方が広がった2024年の前半から夏にかけては、INIの活動を複数の角度から知れる時期となりました。

INIの近年の活動

2024年の夏から2025年にかけては、作品のテーマとライブを連動させる展開が続きました。2024年6月26日発売の6枚目のシングル『THE FRAME』は、自分たちを囲む枠を壊すというコンセプトを掲げ、「LOUD」をタイトル曲に据えています。10月30日には7枚目のシングル『THE VIEW』を発売し、「WMDA(Where My Drums At)」を発表しました。同曲は翌2025年の「MTV VMAJ」でBest Choreographyを受賞しています。音源の発売にとどまらず、その曲をどう身体で表現するかが評価された実績です。さらに2025年6月25日には、3枚目のアルバム『THE ORIGIN』をリリースしました。6枚目のシングルから始まった「革命」をテーマにした三部作の最終章で、タイトル曲は「DOMINANCE」です。単発の作品として聴くだけでなく、前の作品からどのように主題が続いているかをたどれる構成が示されました。グループの経歴を作品名の一覧で見るより、複数のリリースが一つの展開をつくっていたと捉えると、この時期のつながりが明確になります。

ライブでは2025年5月から3度目のアリーナツアー「XQUARE」を開催し、福岡、愛知、神奈川、兵庫、香川を巡りました。タイトルは未知数を示す「X」と広場を意味する「SQUARE」を組み合わせたもので、ライブ会場を新たな表現の場として位置付けています。その後、9月13日から15日には、バンテリンドーム ナゴヤで「XQUARE - MASTERPIECE」を開催しました。アリーナ公演の展開を受けてドームで3日間の公演を行い、同じツアーの流れをより大きな舞台へつなげています。10月31日には、初のドキュメンタリー映画「INI THE MOVIE『I Need I』」が全国公開されました。音源や公演で表現の成果を届けるだけでなく、グループの歩みを映画という形で伝える活動も加わったのです。この時期は、シングルからアルバム、アリーナからドーム、そしてドキュメンタリーへと、作品を届ける方法が重なっています。新曲を出すたびに過去を切り離すのではなく、前作の主題やライブの経験を次へ受け渡す展開として見ることで、近年のINIが活動を広げてきた過程を理解できます。

INIの現在と今後の活動

2026年9月11日時点のINIは、結成5周年の活動を進めています。4月22日には8枚目のシングル『PULSE』を発売し、6月13日に結成から5年を迎えました。さらに9枚目のシングル『ANTHEM』を9月16日に発売することが発表されています。新作は、これまで築いたチームワークを前へ進む力につなげる作品として紹介され、「You Know What To Do」のミュージックビデオも公開されています。過去を振り返る周年企画だけでなく、新しい楽曲によって次の活動を示している点が現在の特徴です。ライブでは「2026 INI 5TH ANNIVERSARY DOME TOUR [CITY OF LIGHTS]」を予定し、9月16日・17日に東京ドーム、11月14日・15日に京セラドーム大阪で公演を行うと発表しています。記事の基準日では4公演とも開催前です。シングル発売日と東京公演初日が重なるため、新作とライブを通じて周年期の姿を届ける日程になっています。これまで経験したアリーナ公演や単独ドーム公演を経て、複数のドームを巡る段階へ進む予定です。

音楽を届ける場は、単独公演以外にも広がっています。新曲「BEYOND THE SKY」は、愛知・名古屋2026のアジア競技大会・アジアパラ競技大会の大会応援ソングに決まり、8月5日から先行配信されています。9月19日の「第20回アジア競技大会」開会式に先立つWARM-UP STAGEへの出演も発表されました。一方、定期的な活動としてはラジオ番組「From INI」や、Leminoの「INI 1×1 DINER」などがあり、ライブの開催時期以外にもメンバーの発信へ触れられます。西洸人が2026年3月に配信されたちゃんみなの楽曲「Let you go feat. HIROTO(INI)」へ参加するなど、個人での音楽表現も続いています。今後の活動を考える際には、発表済みの新作や公演と、まだ明らかになっていない計画を区別することが大切です。現時点で具体的に追えるのは、周年シングル、ドームツアー、イベント出演、継続番組という複数の展開です。結成時に11人で活動する基盤を整えたINIは、5年を経て、グループ全体の作品と個人の表現を並行して届ける段階にいます。

まとめ|INIの経歴を振り返ろう

INIの経歴は、異なる経験を持つメンバーが一つのチームになり、作品とライブを通じて表現の幅を広げてきた歩みです。結成前にはダンスや歌をそれぞれの環境で学び、オーディションを経て2021年6月に11人が決定しました。その後の共同練習とデビュー作品の制作によって、個人の強みをグループの音楽へつなげています。デビュー後はファンミーティング、海外イベント、アリーナツアーへ活動を広げ、アルバムの充実とともに単独ドーム公演へ進みました。メンバーによる作詞や少人数での歌唱、ドキュメンタリー映画も、INIを知る入口を増やした出来事です。2026年は結成5周年を迎え、新シングルとドームツアーが予定されています。経歴を追う際は、会場の大きさや作品数だけでなく、その前にどのような練習や制作、出演経験があったかに目を向けると、活動のつながりが見えてきます。気になった時期の曲を聴き、その前後の映像や作品へ進むことで、歌声や振付、言葉の変化を具体的に楽しめるでしょう。過去の挑戦と現在の表現を結び付けながら、INIの音楽をたどってみてください。

INIの関連記事